テレ東の画期的な番組

「家、ついて行ってイイですか?」についてです。

 

まずプロデューサーのひとり、

高橋弘樹さんという方は実に天才的な方でして

今のテレ東人気の立役者です。

出版された本はテレビの演出に携わる方なら一度は読むべき

バイブルといっても過言ではないものです。

 

(テレビのノウハウ本ってそんなに存在しないのですが)

 

この番組が画期的だったのは

「素人って面白い」ということを発掘したことだと思います。

現実は小説よりも奇なり。このことをまさに体現しているドキュメンタリーです。

こんな人本当にいるのか、と毎回ため息が出て驚嘆してしまいます。

 

芸人の瞬間的な面白さではなくて

その登場人物の人生、物語の面白さです。

それが画面を通してビシビシ伝わる番組です。

 

撮影のために毎回いくつかクルーを出しているとは思いますが

一晩デジロケをしただけであの尺ができるコストパフォーマンス性は

予算が少ないテレ東ならではの発想力から生まれたものだと思います。

 

だからといって質は全然劣っていなくて

むしろ、きちんとインタビューを重ねつつ(コメントが無いのも画期的)

ディレクターとともに視聴者も登場人物の理解を深めていく、共感していく

だからこそ目が離せなくなる。

素晴らしくよくできたフォーマットだなと思います。

 

たぶんですが、1つの放送の裏には4~5つの没になった登場人物がいて、

放送までの熾烈な競争がディレクターの間であるのだと思います。

 

だからこそ、撮影中は必ずビートルズの「 let it be 」が流せるように

構成立てしながらロケをしなければいけなくて、、

 

そもそも、インタビューをしながら自分でカメラを回すというのは

実に難しいテクニックです。

 

撮り逃がすことは許されないので対象者をフレーム内に収めつつ、

どういう風に質問をしたらベストな答えが返ってくるのかを考える。

特に素人に質問を、しかも夜中にしているわけですからご機嫌を伺いつつ、

使えるインタビューを仕留める。あと物撮りも外観も忘れない。

 

つまり相当な手練れのディレクターじゃないと出来ない高度な一連の撮影が詰まっているのです。

 

ぜひ映像に興味がある方などは特に、毎回見てみると勉強になると思います。

 

 

 

カテゴリー: 番組感想

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